東京モーターショーへ行ってみよう

東京モーターショーとは自動車業界のお祭り

東京モーターショーとは国際モーターショーの一つで、フランクフルトとパリ、ジュネーヴ、北米国際と世界5大モーターショーの一つに数えられている。
歴史もあって、最初に開催されたのは1954年、当時は「全日本自動車ショウ」という名称で開催されていた。
そして1964年の第11回大会より、国際モーターショーを目指すということから現在の名称に変更されている。

ちなみに東京モーターショーという名称での開催は、2019年が最後になった。
2023年秋に同様のモーターショーが開催されたが、名称はより国際的な「JAPN MOBILITY SHOW」に変更されたのだ。
毎年多くの人々が開催期間中訪れることで知られ、毎回延べ約140万人程度の入場者数を記録している。

東京モーターショーの魅力は何と言っても、数多くの自動車が展示される点にあるだろう。
一度にこれだけ多種多様な自動車を見学できるイベントは、他にはなかなかない。
自動車好きであれば、まさに1日中いても決して飽きないだけの情報を誇っているのだ。
予約制だが、モータージャーナリストが案内するガイドツアーもあり、こちらに参加すればより詳しい各自動車の情報について勉強できるのも魅力的だ。

また、その時々の最新技術にも触れられるのも、東京モーターショーの醍醐味の一つだろう。
例えばインターネットなどの通信を使った自動車も近年では出てきており、スマホを使っていろいろな操作のできるような自動車も展示されていて、自動車業界の進化に触れられる。
自動車業界への就職を希望する学生も、モーターショーに参加することも少なくない。
自動車メーカーがどのような活動に力を入れているか、企業分析の役に立つからだ。

東京モーターショーの開催期間について

東京モーターショーの開催期間は年度によって若干違いがあるが、近年を見てみるとおおむね10月の下旬から11月上旬に開催されることが多い。
「東京モーターショー」の名前で開催された最後の第46回も、2019年10月24日から11月4日にかけて開催された。
「TOKYO MOBILITY SHOW」で初めて開催された2023年も、10月26日から11月5日までとなっている。
開催当初は4〜5月にかけて行われていたが、1958年の第5回から現在の10月下旬から11月上旬にかけて行うのが主流になったのだ。

開催期間は近年10日前後で設定されることが多いが、以前の情報を見ると、開催期間には結構ばらつきが見られる。
4日間しか開催されない時もあれば、17日間と2週間以上にわたって開催されたこともあった。
出品者数や展示車数が多いと、開催期間が長くなる傾向が見られるようだ。