モトクロスとは

10月 30, 2019 バイクの種類

モトクロスの特徴

モトクロスと言えば、土や砂が露出した路面の上にさまざまな凹凸を設けて作られたコースの上を周回するという独特のレース方式です。
モータースポーツの中でも非常に人気が高く、多くのライダーたちが激しくジャンプを繰り返しながらタイムを争う様子はあまりバイクに詳しくない人にとっても非常に見応えがあります。

通常の舗装路面を走行するのとは全く異なるバイク性能が求められることから、レースではモトクロッサーと言われる専用のバイクが使用されます。

オフロード用バイクとしては、エンデューロやモタードといったものがありますが、本格的なモトクロス仕様のバイクの場合それを使って公道を走行することはできません。
そのため、レース専用車のことを「モトクロスレーサー」、一般公道でも走行できる車両を「オフロード」というふうに呼び分けをすることがあります。

本格的なモトクロスレーサーでは公道を走行するために必要となる保安部品がついておらず、ナンバープレートの設置場所がなくかわりにゼッケンプレートがついています。
これからモトクロスをスポーツとして楽しみたいという人のための車両ですが、普段の公道走行にも使いたいということであればきちんと一般向けに販売されているデュアルパーパスなどのモデルにするのがよいでしょう。

モトクロスバイクの良さ・メリット

公道向けに整備されたバイクは乗りやすく安全性も高いですが、公道走行を前提としないスポーツ用のオートバイであるモトクロッサーはそれとは全く違った魅力があります。

モトクロス競技はダートトラックでスピードを競うものですが、オフロード競技としては他にも「フリースタイルモトクロス」や「トライアル」といったスピード以外の部分を競う競技もあります。

「フリースタイルモトクロス」というのは言ってみればバイク版のスノーボードフリースタイルやハーフパイプのようなもので、途中に出てくる障害物やジャンプ台を使ってトリックを決めてその点数を競うものです。

もう一つの「トライアル」はコースに急な坂道やダート（がれき）などが設置されているので、それらを基準通りに乗り越えて制限時間内にゴールできるかを競うものとなっています。

こうした特殊な競技をするためには市販されているバイクでは厳しいことも多く、また破損もしやすくなりますので競技用のモトクロッサーを購入しておくことがおすすめになります。