バイクが高く売れる時期を知っておこう

バイクが高値で売れやすい季節は春と夏

バイクを売ること自体は1年中可能だが、少しでも高値で売りたいと思うのなら売り時を知ることが大切だ。
といっても難しいことはなく、冬場を除けば比較的高値で売る方法はある。

なかでも、特に高値が付きやすいのが3~4月の春だ。
春といえば新生活の始まる時期であり、新社会人や新入生が新しい生活の相棒にバイクを買う姿もよく見られる。
つまり、それだけバイクに対して需要が高まっているということだ。
特に学生の場合、経済的事情から新車よりも中古車を選ぶ人が多いから、中古バイクを求める若い人が増える4月前の時期が買取業者にとってもバイクの仕入れ時になるのである。

また、単に生活必需品としてだけでなく、趣味としても春先はバイクを買う人が増える。
暑すぎもせず寒すぎずもせず、春こそツーリングに絶好の季節だからだ。

このようなわけで、春は特にバイクに高値が付きやすい時期だが、この季節を逃してもあきらめる必要はない。
夏もバイクへの需要はまだまだ高いからだ。
夏といえばなんといっても夏休みという長期休暇があり、学生はもちろん、社会人でもふだんより長めに休みを取って旅行などに出かけたいと考える人は多いだろう。
バイクでのツーリングもその選択肢の一つだ。

また夏休み前、6~7月は社会人にとってはボーナスが出た直後ということもあって、比較的懐が暖かい人が多い。
これまでバイクを買いたいと思いつつもなかなか踏み出せなかった人たちが、まとまったお金を手にしたことを機に思い切って決断しやすい時期でもあるのだ。
だから、夏、それも、真夏より前の夏休みにはいる前の時期に買取査定に出すことで、通常よりも高値が付く見込みが高くなるのである。

9~10月でも実は高値で売れる

実は夏休みが終わってからも、バイクは意外と高値で売れる。
9~10月は台風シーズンなのでツーリングには向かない時期であり、実際、全国軽自動車協会連合会に発表によるとこの時期に新車バイクの販売台数が落ち込むことがわかっている。
ところが、いくら新車の販売台数は落ちても買取業者は一定の在庫は抱えておかなければならない。
客足が減るにつれ中古バイクの査定数まで少なくなる季節なので、買取業者にとっては貴重な機会を失うまいと、いつもより査定額を奮発してくれることがあるのだ。
業者の方が積極的に買い取りたい姿勢を示す時期だけに、売る側にとっても高値を交渉しやすいという理由もある。

もちろん業者によって事情は異なるので、すべての買取に当てはまるわけではない。
業者に問い合わせても、にべもない回答なら無理に押す必要はないだろう。
問い合わせた時に「ぜひ買い取らせてください!」という意欲が感じられる業者を選ぶのがポイントだ。