コンペティションバイクの特徴
コンペティションバイクとは文字通り「Competition:競争」のためのバイクということで、一般公道を走行することを前提とせず競技用に機能を特化させたものをさします。
バイクを使用したモータースポーツ競技としては、モトクロスやフラットトラックレース、その他トライアルやフリースタイルモトクロスなど数多くの種類があります。
こうした競技に使用されるバイクにはヘッドライトやウインカーといった灯火類が装備されておらず、ナンバープレートを設置できるスペースも用意されていません。
公道を走行するバイクには道路交通法で保安基準が定められているので、コンペティションバイクとして販売されているものを使用して走行してしまうと整備不良車や改造車といった扱いになりすみやかな改善を促されます。
そもそもコンペティションバイクは車検に通ることができませんので、どうしてもコンペティションバイクで道路を走行したいということならば保安基準に適合する装備品をあとからつけなければいけません。
しかし後付で保安基準に適合する装備をつけようとするとかなりの費用がかかってしまいます。
ですのでどうしてもそうしなければならない事情があるときを除き、コンペティションバイクを購入するときは競技専用として購入をした方がよいと言えます。
公道と兼用できるタイプのオフロード系バイクも販売されていますが、特にダート競技や激しい山道での走行は転倒の危険があり、また保安基準に適合する部品が重量や車体面積をとるため本来のバイクの性能を発揮できないことがあります。
趣味程度ならいいですが競技ライセンスを取得して大会に出る場合にはやはり専用バイクを購入することが望ましいでしょう。
コンペティションバイクの良さ・メリット
コンペティションバイクのメリットは、公道走行で必要な余計な装備がなくバイク本来の機能に特化しているということです。
ウインカーやヘッドライトは道路を走行するためには必要不可欠ですが、競技場では使用をすることがなくまたそうしたものを搭載するために電装部品を整備しなくてはいけません。
転倒などにより破損をしたときには電装部分の不調から駆動部まで二次被害が出ることもあるのでメンテナンス面からも取り外しておいた方がよいと言えます。
おすすめのコンペティションバイク代表車種
初心者用のコンペティションバイクとして有名なものをいくつか挙げると、KTM250SX-F、ヤマハのYZ125、ホンダのCRF450Rなどといったあたりがあります。
特にKTMのバイクはオフロード競技に特化した優秀なモデルが多く、子供用のミニバイクなどもラインナップされていることからバイクにとてもおすすめできるメーカーです。
パワー・スピードともに世界でもトップクラスの性能として認められています。